IT系バズワードに気を付けよう

「AI(人工知能)」、「ビッグデータ」、「ブロックチェーン」などなど、ビジネスやテクノロジーにおいて、様々な新しいワードが活用されています。これらの流行している言葉の中で、具体的な意味や実際の効果があいまいのまま活用されることもあります。そういったいわゆる「バズワード」に振り回されないためにどうしたらよいかを考えていきます。

目次

バズワードとは何か

バズワードの定義

特定の時期に流行している言葉やフレーズのことを指します。これらの言葉は、特定の業界や分野で頻繁に使用され、注目を集めることが多いです。一般的に新しい概念や技術を説明するために使われますが、具体的な意味や実際の効果が曖昧なまま使われることもあります。

IT系バズワードの一例

ASI、web3.0,メタバース、DX(デジタルトランスフォーメーション) 等

ビジネス系バズワードの一例

ウェルビーイング、ニューノーマル、インクルーシブ、レジリエンス 等

バズワードだったワードがバズワードでなくなることもある

バズワードはもっともらしいが実際には意味のない言葉であるため定義があいまいです。ですが、「クラウドコンピューティング」等といった当初はバズワードだった言葉が後に社会に普及し一般的な言葉として定義が明確になるケースが存在します。

バズワードに振り回されないために

バズワード=優れたモノと考えない

ASI(人工超知能)の記事でも触れていますが、その分野に詳しくない方がもっともらしい言葉を聞くと「すごいもの」であると感じ、実態として伴っていない製品・サービスであったも優れたモノと認識してしまう可能性があります。

バズワードは危険と思いすぎるのも良くない

一方でバズワードは怪しいといった固定観念を持つこともお勧めできません。先述した例のクラウドコンピューティングは今では当たり前にどの企業も導入しているものであり優れたシステムです。その意味や仕組み、期待される効果が明確に理解できていれば効果的に活用することができます。「バズワード=怪しい」といった認識は機会の損失につながる恐れがあります。

バズワードに振り回されないためには

バズワードを優れたもの、もしくは怪しいものと決めつけてはいけません。ですがバズワードを活用して説明されるものが本当に良いものなのか否かを簡単に見分けることも困難です。

活用している人に説明を求める

バズワードは具体的な意味、実際の効果があいまいなまま活用されていますが、それを活用している人は一定の理解や自分なりの定義を持っている可能性があります。活用している人に対して具体的な意味を聞いてみることをお勧めします。

言葉の本質と背景を理解する

バズワードのようなもっともらしい言葉と出会ったときに、そのワードが出てきた背景や本質は何なのかの理解を深めることをお勧めします。「なぜそれが必要なのか」、「そもそもどういう意味なのか」といった観点で考えることが重要です。IT系のバズワードの場合はどういった仕組みなのか、同様の技術と何が違うのかを理解することも重要です。

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