「AIに仕事を奪われる」そんな言葉を昔からよく言われていましたが、ChatGPTをはじめとするLLM（大規模言語モデル）などの生成AIが誕生したことによりさらに現実味を帯びてきました。今回はAIに仕事を奪われる未来に私たちはどう立ち向かうべきなのかを書いていきます。
AIに奪われる仕事と奪われない仕事
AIに奪われる仕事、奪われない仕事といった話も様々なメディアや本などで語られています。ここでは深く掘り下げませんが、一般的にどういわれているのかを簡単に説明します。
AIに代替される職業（例）
事務職、銀行員、ライター、会計監査、オペレーター、スーパー・コンビニ店員、警備員など
AIに代替されにくい職業（例）
医師や看護師、教師、カウンセラー、クリエイティブ職、営業職、コンサルタントなど
奪われる仕事、そうでない仕事を考えすぎない
AIに奪われる仕事、奪われない仕事といった話はこれからも言われ続けると思います。ただし、これはあまり当てにしないほうが良いと考えます。
AIは日々進化しており、AI以外のロボティクス・ブロックチェーンなどの社会を変革していくその他の技術も日々進歩しています。テクノロジーの進化を起因としてビジネスモデルが大きく変わり仕事が変わっていくことはAI以外の分野にも起こり得ます。
今、奪われないといわれても半年後には将来なくなる仕事と言われる可能性があります。AIに限らず、さらに俯瞰的に社会を見てどう変化していくかを考えることが重要となります。
生成AIによってこれまでの考え方が通用しなくなる
これまでのIT化に対する基本的な考え方
機会が得意なこととして、定型的な決まった仕事をミスなく長時間行えること考えられており、IT化や機械化といったオートメーション化が行われてきました。そのため、当初AIが登場した際は定型業務がAIに置き換わり、反対に発想力を要するクリエイティブ職は置き換えが困難といわれていました。
生成AIによって考え方が変わる
生成AIによって代替対象となる仕事が定型的な決まった仕事以外も対象となりつつあります。生成AIからアウトプットされる情報にクリエイティブ要素を求めるユーザーがすでに存在します。
これまでのシステムはインプットに対して正しい情報がアウトプットされることが要求されていました。しかし、生成AIにはいくつかのプロンプト（命令のようなもの）を試行しアウトプットされる複数の情報からユーザーが最も良いと考えるものをピックアップしています。
これらはユーザーがAIに対して、クリエイティブ要素や人への相談的な立ち位置を求めて売ると考えられこれまでのIT化に対する考え方と異なります。
AIとどう立ち向かうか
AIは倫理的な課題もあるため反AI的な運動も見受けられますが、AIによって間違いなく社会は変わっていきます。
過去も社会の変革は起き続けている
最近、新入社員と会話とした際、「AIによって仕事がなくなるとなくなった仕事に従事していた人は新しい技術を身につけないといけなくなるから大変ですね。」と言っていました。
「AIによって」とよく言われていますが、AIは適用範囲が広いため身近に考えるかもしれません。そもそも、はるか昔にさかのぼれば紙だけで仕事をしていましたが、現代ではスマホ・PCをほとんどの人が当たり前に活用して仕事をしています。
AIに興味を持ち使いこなす
経済が成長していく以上、ビジネスに関わる人も日々新しいスキルを身に着けていかなければおいていかれます。AIもPC・スマホのように当たり前に活用する時代が来るという考えを持つ必要があります。
スマホが出始めたころ、すぐに飛びつく人もいればそうでない人もいたでしょう。社会に普及してしまえば使わざる終えなくなります。
まずはAIに興味を持ち、様々なサービスに触れその仕組みやできること、様々あるAIの特徴などを調べてみることが現代のビジネスで置いて行かれないために重要なことです。
