【AI駆動開発】【要件定義編】Antigravityで創るブラウザゲーム ~Xサーバーにデプロイしてランキング機能だけFirebaseに~

目次

はじめに

2026年2月19日の「Tokyo 7th シスターズ(通称:ナナシス)」の12周年記念に向けて、イラストを描こうと思っていましたが、ここ1年取り組んできたバイブコーディングによるアプリケーション開発を活かして、二次創作ゲームを作ってみても面白いなと思い至りました。

777☆SISTERSのなかで天堂寺ムスビちゃんが一番好きなので、なにかヒントがないかなと思い公式ページを見てみると、特技に「落ちものゲーム」と書いてありました。焼きそばパンの印象が強すぎて忘れていましたが、確かにあったな(?)と、思い出しながら、これをテーマにゲームを作ってみようと決意しました。

なんとか、2026年2月19日に間に合わせるようにがんばってみようと開発に着手しました。2月19日のリリースに間に合わせるように取り組んできた記録を記載していきたいと思います。今回は要件定義(と言えるほどの粒度ではありませんが)編となります。

開発環境の紹介

  • PC:windows 11
  • 要件定義:Gemini 3
  • 開発:Google Antigravity
  • イラスト制作:Clip Studio
  • ホスティング:Xサーバー
  • データベース:Firebase

Geminiと会話してゲームの仕様を決める

コンテンツ利用のガイドラインを確認する

今回は二次創作ゲームとなりますので、ナナシス公式の「コンテンツ利用ガイドライン」に準拠して作成していきます。

ゲーム作成における注意点と対策

注意点対策
公式イラストやロゴをコピーしたりトレースしたりしないことイラストはCLIP STUDIOを活用して自作で行う
音声データを取り込まないことバックグラウンドにBGMは使わず、効果音だけフリー素材等の権利を侵害しない形で入れる
ゲームが公式のものであると誤解を生まないことトップページに公式とは関係ないことを記載する
非営利であることゲームに広告や課金システムを付与しない

その他、12周年記念ゲームという形になりますので、記念月間として1ヶ月程度で公開は終了することとし、公式様にご迷惑をかけない形での創作を検討しました。

ゲームの方向性を決定する

GeminiにはGemという特化型のAI君が存在しており、その中に「アイデア出しのプロ」がいます。今回はそれを使い会話をしながら簡単な仕様書の作成までを実施しました。

この時ちょうど、アイデア出しのプロンプトに関する記事で、目的を明確にしすぎると凝り固まったアイデアしか出てこないというデータもあるというのを見かけました。そのため、今回は下記のようなざっくりとしたプロンプトで始めました。

落ち物ゲームをつくりたい。12種類の落ち物をベースに。

12種類としたのはナナシスのメインユニットである777☆SISTERSが12人いるからです。その後、Gemとの会話を進めていき、12種類だと落ちものゲームとしての難易度が高すぎるという懸念を示されたことから、ユニット同士でつなぐと消える仕組みではどうかと提案し、それなら行けそうですとGemが答えてくれたことから「4種のユニットをつないで消していく落ちものゲーム」をベースに進めていくこととしました。

ユニットでつなげて消していく一方で、キャラクターの個性は出していきたいと思い、12人それぞれのスキルを考えることにしました。

試しに一人一人のスキルをGemに考えてみてもらいましたが、スミレちゃんがラーメンキャラになっていたり、サワラお姉ちゃんがしっかり者になっていたりなど、ところどころ「ハルシネーション(もっともらしい嘘)」が混ざっていました。AI利用に関してはこういった点に注意が必要ですね。

ゲームのスコア・ゲームオーバーの仕組みを決める

次にスコアの計算方法やどうなったらゲームオーバーになるのかを会話しながら決めていきます。Gemからスコアの計算方法や、ユニットメンバーを全員揃っている場合といない場合の得点に差を付けたらいいのでは?といった提案があり、ユニットメンバーを揃えるとボーナスポイントが手に入る仕様にしました。

何で作るかを決め、仕様書を作成する

ある程度ゲームの方向性やルールが決まっていたので、これをどのプログラミング言語で作成するか、どのようにリリースするかを決め、仕様書としてまとめていきます。Gemに「システム構成を考えたい」と伝えると、提案が出てきますのでそれをもとに会話を進めていき、簡単な仕様書に落とし込んでいきます。

プログラミング言語の選択

当初はUnityを薦められました。ただ、AntigravityでUnityを操作することはできないため、別の方法を検討しました。結果的にアプリ化を検討していない、かつすでに保有しているレンタルサーバー(Xサーバー)を活用できることから、「JS (Matter.js)」で進めることとしました。

仕様書をマークダウン形式で出力してもらう

下記のプロンプトを入力して仕様書を作成していきます。

ここまでのやり取りを踏まえて、仕様書をマークダウン形式で作成してください

最初はマークダウン形式で記載してくる傾向にあります。内容を確認し、意図と相違なければ、「コピペできるように出力してください」と入力すると下記のようにコピペできるように出力してくれます。

右上のコピーボタンを押下して、Visual Studio Codeで新しいファイルを作成してペーストします。次にマークダウンファイル「.md」として名前を付けて保存を行います。任意の場所に空のフォルダを作成し格納します。作成した空のフォルダがこの後開発を行うプロジェクトフォルダになります。

なぜマークダウン形式なのか、それはマークダウン形式の方がAIが理解しやすいと言われているからです。

まとめ

以上で要件定義編は終了となります。AI駆動開発の第一歩は作りたいものをイメージの段階からある程度具体的なドキュメントに落とし込むことだと考えています。もちろん、最初からAntigravityと会話しながら要件や仕様を明確にしてくことも可能ですが、Antigravityには利用制限があります。そのため、要件定義書や仕様書の作成まではGemini等のチャットAIツールを活用して行い、開発フェーズになったらAntigravityを使うことをお勧めします。

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